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オリヴィエ・ギャルドン先生による公開レッスンが武蔵ホールにて開催されました。

アシュケナージのサインが入ったベヒシュタインのピアノ

アシュケナージのサイン入り・ベヒシュタインのピアノ

世界の3大ピアノというと、ベーゼンドルファー、スタインウェイ、ベヒシュタインを指すが、それぞれに独特の個性を持っている。 “函が鳴る”ベーゼンドルファー、“フレームが鳴る”スタインウェイに対して、 ベヒシュタインは“響板が鳴る”とはよく言われることであるが、言い得て妙である。 音響学的には、ベーゼンドルファーがpppからf、スタインウェイがpからfffに対して、ベヒシュタインはppからffの響きを持つ。 すなわちベヒシュタインの特性は、他の2台に対して音響的なバランスが良いことと、音の立ち上がりの良いことがあげられる。 F.リストがベヒシュタインの登場以降、この楽器を愛用としたことは良く知られているし、ドビュッシーが作曲に際してベヒシュタインの響きをその源泉としたことは有名である。 ベヒシュタインは全て手作りで世に出されているため、作成されるピアノは、それぞれタッチから音色に至るまで微妙に異なる。 当ホールに設置されたコンサート用グランドピアノのベヒシュタインは、世界的なピアニストで指揮者でもあるヴラディーミル・アシュケナージ氏が、ベルリンの工房まで出かけて選定した折り紙つきのピアノである。